クラッスス(マルクス=リキニウス=) Crassus ( Marcus Licinius )(ラテン語)
 …「太っちょ」(「軍神マルス(「戦い」)」「リキア(「?」)の住民」)。
  cf. 姓のクラッススは、あだ名に由来する家名。ラテン語の形容詞クラッスス crassus
  「太い」、「よく肥えた」、「粗野な」にもとづく。
    名前のマルクスは、ローマの軍神マルス Mars にもとづく。その語源は、ラテン語
  の mas 「男性らしさ」や marnasthae 「戦う」とされる。ギリシア神話の軍神アレス
   Ares 「戦い」に相当。英語ではマーク Mark 、マーティン Martin 。ドイツ語では
  マルクス Marx 。
    氏族名のリキニウスは、「リキア(「?」)の住民」の意味で、リキア Licia は、古
  代の小アジアの地域名。